法人カードの審査の攻略法を解説

法人カードは、法人名義で作ることができるカードです。これを複数枚発行して従業員に持たせれば、経費の支払いに充てることができます。経費は立て替え払いだと現金のやり取りが生じますので、従業員の不正が生じるリスクがありますが、法人カードはいつどこで何に、どの従業員が使用したのかということが一目瞭然となりますので、不正利用はなくなります。また、従業員の方も立て替え払いをする必要がないため、現金を負担しなくても良いので心理的に楽になります。また、支払いは法人名義の口座を利用することができるため、経理の管理も楽になります。

その他、法人カードも一般カードと同じようにポイントが貯まるためお得に買い物をすることができますし、付帯サービスも一般カードと同じく受けられるのも魅力です。さらに、年会費は有料でも、一定の決済をする場合には次年度以降無料となることもあり、法人利用ならその条件も達成しやすいので、負担もほぼなくこのような便利なサービスを利用することができます。

■法人カードの審査に通らない!甘い金融機関はあるの?

法人カードの審査では個人だけでなく企業の信用性に関しても重要視されるので注意しなければなりません。 法人カードの審査に通らない理由はさまざまです。大きく分けると、会社に信用がないか、代表者に信用がないかの2つのパターンのどちらかです。意外と知られていないのが、会社の経営者の信用情報も影響するということです。個人事業主の場合にはもちろんですが、法人の場合にも経営者の信用情報が影響します。

会社の代表者が過去に債務整理や自己破産をしていて、ブラックリストにのってしまっている場合には、一般のクレジットカードはもちろん、法人カードの審査にも通りません。他社からの借入が多すぎる人も要注意です。多重債務者の人は否決になる可能性が高いですが、借入件数が3件以内でも借入額が年収の30%を超えている人は否決になる可能性が高いです。

信販会社は信用情報に厳しい傾向があるので、過去1年以内に2回以上の延滞をしている人は否決される可能性が高くなります。信販会社によって審査基準は異なり、甘いところなら過去1年以内に2回以上の延滞をしていても問題なく審査に通るところもあります。

法人カードの審査基準は会社によって異なるので、1社に落ちたら、なぜ落ちたのかということを考えて、次はそこよりも甘い会社に申し込むようにするのが良いでしょう。審査が甘いかどうかは、インターネットの口コミなどを参考にしてみましょう。一般のクレジットカードに比べると、法人カードの種類は少ないので、ほぼすべての法人カードを比較しているようなサイトもあります。

会社に信用がないケースとしては、自宅を職場にしている場合や、オフィスを借りたばかりで固定電話を契約していないというパターンが多いでしょう。固定電話がない会社はなにかと信用がないので、この機会に固定電話を契約しておくのが良いでしょう。固定電話がなくても可決される法人カードも存在しますが、非常に数は少ないです。

会社が設立されてから1年が経過していないと、確定申告書もないため、基本的には否決されます。しかし、設立1年以内の会社でも、法人カードを作れる可能性はゼロではありません。なるべく1年が経過してから申込みをするのが良いですが、どうしても必要な場合には、インターネットの口コミなどを参考にして、設立1年以内でも作れるカードを探してみましょう。

法人の場合には、資金操りが悪化している会社は審査で不利になります。なるべく資金操りが順調な時に銀行融資を受けたり、法人カードを作るようにしておくことがおすすめです。

■法人カードの審査では赤字に注意!

法人カードを発行するカード会社が困るのが一般的なクレジットカードと同様に利用した代金を回収できなくなることです。これを判断するために企業の業績を確認します。ここで黒字決算になっていれば貸し倒れのリスクが小さいので審査に通りやすくなりますが、赤字決算になっていると通りにくくなります。

赤字決算になっていると不利であるのは法人カード全体として共通ですが、審査の基準は各社で異なっているため、赤字になっていると絶対に発行できないというものでもありません。これは赤字と言っても細部まで見ると違いがあり、経営状況の実態は問題がないようなケースもあるためです。

企業が決算を行う際に節約したいものに税金があり、利益が大きければ納税額も大きくなります。規模の大きな企業であれば利益が少なかったり、赤字になっていると対外的な評価が落ち、株価の下落などに繋がります。しかし、個人事業者や小規模の法人などでは可能な限り経費を計上し、パソコンや家具などを入れ替えるなどしてお金を使い、赤字にして税金から逃れるというケースもあります。この場合はカード会社にとってお金を使ってくれる優良な顧客となります。これに対し、業績が悪く、単純に利益が出せていないだけであればリスクの高い顧客になります。

このように赤字決算でも審査に通る可能性はありますが、黒字であるほうがカード会社の信用を得やすくなるので、法人カードを発行しやすくするためには黒字にした方が良いでしょう。ただし、経営状況が安定していることを示す必要があるため、設立した年に黒字になっただけではあまり信用されません。法人カードの多くは設立から3年以上経過しており、2期連続で黒字決算になっていることを基準としています。

また、黒字決算であっても審査に通らないこともあります。法人向けのカードですが、その企業の代表者の個人の信用情報も影響するため、返済の遅延や債務整理などの異動情報が個人信用情報機関に残ってしまっていると通らなくなります。企業とは関係のない、個人的な借り入れであっても件数が多く、金額が大きければ審査に通りにくくなってしまうので注意しましょう。

■法人カードは設立直後でも審査に通る物は存在する

法人カードの審査で気になる点の1つに、設立直後でも作れるのかということがあります。設立直後は、まだ会社としての規模が小さく、信用度も高くはないため、審査に通らないのではないかという疑問も生じます。しかし、設立直後でも審査に通ることができるクレジットカードは存在します。そのため、安心して設立直後から申し込むと良いでしょう。

法人の設立直後でも作れるカードは、主に法人の代表者の名義で申し込むタイプです。その場合は、法人自体の信用性とは関係なく、代表者の信用情報に基づいて審査が行われるため、比較的発行されやすいです。もちろん、審査の結果落ちてしまうことはあり得ますが、少なくとも法人の信用情報に基づいて審査をするタイプの法人カードに比べれば、通りやすいという特徴があります。例えば、アメックスはそのうちの一つです。

こういったクレジットカードの情報は、クレジットカードの比較サイトを見れば簡単に探すことができます。これは、クレジットカードの情報や特徴をまとめているサイトで、カテゴリーとして法人カードも用意されています。そこを見れば、代表者の名義で申し込めるクレジットカードを見つけられます。その他、細かいサービスの比較もできるため、作る際に参照すると良いでしょう。

■法人カードは個人事業主でも作れる!審査のコツは?

法人カード・ビジネスカードの多くは、申込み条件に「法人であること、個人事業主であること」と記載されています。個人事業主の人は、どんな仕事をしていていも、例えばフリーランスの人でも、申込みの資格を満たしているということになります。

しかし、個人事業主の人が法人カードに申込みをしても、審査に通過することは難しいという意見もあります。医者や弁護士の人も、自営業として申込みをするので、そういった専門的な職業に就いている人でないと、難しいという部分は確かにあります。また、株やネットオークションで収入を得ている人は、収入を証明することが難しいということも、理由の1つです。また、一般的に個人事業主の人はサラリーマンと比べて収入が不安定です。

個人事業主の人でも、ある程度安定した収入を得ているなら、審査に通る可能性は高いです。審査に通過するポイントの1つは、開業をして1年以上が経過していて、確定申告書を用意できるということです。理想を言うなら、2年分の確定申告書を用意できることです。年収が500万円、200万円というように大きく変動している場合よりも、300万円、300万円というように、安定して収入を得ているほうが有利になります。

個人事業主の人は、審査では個人の信用情報が閲覧されます。過去に一般のクレジットカードやローンで延滞をしている人は、不利になるので気をつけておきましょう。1回や2回の延滞ならば大目に見てくれることもありますが、信販会社はクレジットヒストリーを重視するので、1回でも延滞の記録があると不利になると考えて、絶対に延滞をしないように普段から気をつけておきましょう。

・個人事業主におすすめの法人カードオリコビジネスカードGold

オリコカードというと、庶民的な印象もありますよね。利用しやすい、といった印象もあるので、1枚は持っておきたい、と思うものではありませんか。そんなオリコカードにも実は個人事業主におすすめの法人カードがあるんです。そんなオリコカードのゴールド系ビジネスカードである「オリコビジネスカードGold」について解説させてもらいますね。

まず、オリコビジネスカードGoldの特徴とは、年会費がオトクであることです。

初年度年会費は2,000円の設定となっています。2年目以降の年会費に関しても2,000円となっているので、低価格で利用できる、といったメリットがあります。ゴールド系のビジネスカードがその程度の年会費で利用できる、というのはかなり心強いですよね。

また、オリコビジネスカードGoldは多くの追加カードを発行できるのも魅力です。追加カードは20枚まで発行できるシステムとなっています。それなりの規模の法人であったとしても十分に対応できるわけです。

オリコビジネスカードGoldは国際ブランドの選択性はありません。マスターカードしかありません。他のカードブランドを選択したい、と思ってもオリコビジネスカードGoldでは対応していないんです。ちなみにマスターカードに関しては、国内利用はもちろん海外利用もしやすいです。加盟店が極めて多い国際ブランドなんですよ。

・個人事業主におすすめの法人カードJCB一般法人カード

個人事業主におすすめできる法人カードとして、JCBカードも見逃せません。日本国内では極めて加盟店が多いので、使い勝手が抜群なのです。様々なところでの支払いに利用できる、といった特徴もあるんですよ。
ただ、海外では観光地以外は加盟店が少ないので、その点は気をつけましょう。それでは、個人事業主におすすめなJCB一般法人カードについて解説します。実際にどんな特徴があるのでしょうか。

JCB一般法人カードの特徴として年会費がお得なことがあります。一般タイプのカードでもあるので、年会費がかなり有利です。初年度年会費は無料の設定となっており、2年目以降に関しては1,250円の設定となっています。費用もほとんどかからないので、使い勝手の良い法人カードといえるのではありませんか。

ETCカードを複数枚発行できるのもJCB一般法人カードの魅力です。会社に営業者が何台もある、という所も多いのではありませんか。JCB一般法人カードであれば、複数枚のETC専用ICEBERGカードを発行することが可能なんです。有料道路の利用代金を会社経費でまとめて精算できる、といった特徴を持っているカードです。

もちろんETCカード利用分に関してもOKIDOKIポイント加算対象になりますよ。ETCカードを沢山利用したい、と思っている個人事業主の方はJCB一般法人カードの利用を検討しましょう。