法人カードを上手に活用するために知っておきたい5つのポイント

■法人カードのポイントプログラムについて

法人カードも、一般のクレジットカードと同じく、ポイントプログラムが利用できます。ポイントは、利用額に応じて付与されます。還元率はそれぞれのクレジットカードによって異なりますが、使う額でグレードが上がり、還元率が上がるという仕組みをとっているカードもあります。いずれにせよ、現金で決済していては貯まることはないため、明らかに法人カードを利用して決済をした方がお得です。

ポイントについて注意しなければならないのが有効期限です。多くのポイントは、獲得してから一定期間のうちに疾呼するようになっています。それを過ぎてしまえば、いくら溜まっていたとしても無駄になってしまいます。商品や商品券に交換できるなど、現金に近い存在であるため、管理は大切にしておいた方が良いです。それを上手に生かすことができれば、経費の節約にもつながりますので、決して無駄にしてはなりません。

クレジットカードのポイントの有効期限の定め方は、それぞれによって異なります。獲得した時期から一律で執行する場合や、最後に獲得した日から期限が定まるタイプもあります。そのため、自分が使っているものがいずれの仕組みになっているかは確認して、現金と同じように管理したほうが良いです。

中には、有効期限がないものもあります。それは、退会しない限り永久になくならないことを意味します。管理が面倒であるというのであれば、このタイプを選ぶのがおすすめです。使い勝手も悪くないですし、有効期限を気にする必要がないため、心理的に楽です。また、端数が余ってしまうということもありません。なぜなら、余ったとしてもそれは持ち越されるわけなので、実質的に余ったという表現は当てはまらないのです。

いずれが良いかは、比較をして選びましょう。比較サイトを見れば、それぞれの法人カードがどういったポイントプログラムを用意しているのか、有効期限の仕組みはどうなっているのかなどの情報を得ることができるため、選びやすくなります。

■法人カードのETCカードについて

ETCとは高速道路を利用する際には非常に便利な仕組みであるといえますが、法人でこの仕組みを活用する場合には個人でETCカードを契約するよりも法人カードとして一括で作成した方が様々な点でメリットがあるといえます。

法人カードとして管理するメリットとして最も大きいのは、利用状況を一括管理することができるという点の他にも、法人の銀行口座から一括で費用を支払うことができるという点も便利なポイントであるといえます。個別のETCカードの契約をしてしまうと、各個人の情報収集をする際にもそれぞれ個別に行わなければなりませんが、一括管理してもらうことにより利用状況を簡単に的確に把握することができるようになるのです。法人カードとして一括管理する最大のメリットはここであると言えるでしょう。

このようなETCカードを発行できる法人カードとしてはJCBやアメックスといった世界的なブランドのクレジットカードが存在しています。これらの中から最も魅力的なサービスを提供しているものを選択すると言うのが賢い方法であるといえます。このようなETCカードを発行できる法人カードの管理会社の中にもいくつかの種類がありますので注意して選択する必要があります。

注目すべきポイントとしては年会費の有無です。年会費がかからない方法を選択することができる法人カードと言うものも数多く存在していますので、可能な限りそのようなものを選ぶのが賢い方法であるといえます。これらのサービスの多くはJCBやアメックスのようなクレジットカード会社を利用する場合もありますが、法人用のクレジットカードの作成をするのではなく、必要な数のETCカードだけを作ると言う方法も可能ですので上手にサービスを組み立てるようにするのが良いでしょう。

また、ETCカードの利用に対してはポイントサービスを利用することができる場合があります。非常に魅力的なポイントサービスですが、法人カードの場合には共有で利用することができると言う点も大きなメリットであるといえます。個別のETCカード契約の場合にはそれぞれの車でしか利用することができない場合もあるのですが、法人全体で共有することができると言う点は使い勝手の良さから大きなメリットであると言えるのです。このようなカードにはいくつかの種類がありますので、実際に導入を検討する場合にはいくつかを比較検討して最も条件の望ましいものを選択するようにすることが大切であるといえます。

■法人カードの利用限度額について

法人カードの限度額は、カードによって様々です。限度額については、よく誤解をしている人がいます。限度額が100万円となっていたら、月に100万円まで利用できると考えている人がいます。一括払いで支払いをしている人は、これはあながち間違いでもないのですが、正確ではありません。

限度額とは、利用上限金額のことです。例えば、ある月に50万円を利用したら、残りは50万円までしか利用ができません。翌月の支払日に30万円を支払いしたら、残高は20万円となりますので、余っている枠の80万円まで利用ができるようになります。

実は、法人カードによっては、上限が決まっていないこともあります。上限が決まっていないカードでは、1億円以上の枠が設定されることもあります。適正な法人カードの限度額は、月額利用予定額の2倍くらいになります。毎月50万円を利用する予定なのであれば、100万円~120万円くらいが理想です。

一般的なクレジットカードの場合にもそうですが、法人カードの限度額も、延滞をせずに良好な利用をしていれば増枠していくことができます。最初は枠が100万円に設定されていても、200万円、300万円というように枠をアップさせていくことができます。枠は少しずつ引き上げられていくので、およそ半年ごとに増枠審査に申込みをするのが良いでしょう。増枠審査に申込みをしなくても、良好な利用を続けていれば自動的に枠が増えていくというカードもあります。

法人カードの枠が足りない場合には、複数のカードを使い分けるという方法もあります。しかし、法人カードでは多くの場合に年会費がかかるので、複数のカードを契約すると年会費が高額になるというデメリットがあります。しっかりと比較をして、2枚~3枚程度に抑えておくのが良いでしょう。

ステイタス系の法人カードは年会費が高いですが、限度額が高く設定される傾向があります。ケースバイケースですが、高い限度額のカードを持ちたいならステイタス系の法人カードを選ぶのが良いでしょう。個人事業主の場合には、年会費が安いところを選んだほうが良いケースのほうが多いかもしれません。

最初は枠が30万円~50万円となってしまうこともよくあります。大切なのは、延滞をせずに良好なクレジットヒストリーを築いていき、増枠をしていくことになります。比較をする時は、審査に通りやすいかどうかだけでなく、将来にわたって長く利用ができるかどうかについても考えておきましょう。

■法人カードの付帯保険について

法人カードにも個人向けカードと同じように、保険が付帯しているものが多くあります。保険には、主に海外旅行保険、国内旅行保険、ショッピング保険の3つがあります。従業員カードを持っていてももちろん適用されるので、法人カードのをより上手に活用するためにも、保険の内容でも比較検討することが大切です。

旅行保険は、出張先でケガや病気があった時などに、補償額が支払われるので、出張が多い事業者ならば持っているといざという時に安心です。特に海外への出張が多い会社だと、実際旅先でどんなトラブルに巻き込まれるかわかりませんから、持っていると従業員も安心できるでしょう。

補償額はカードによって異なるので、きちんと確認しておくことが大切です。また、カードをもっているだけで、保険が適用される自動付帯のカードもあれば、一定額のカードの利用がないと保険が適用されない利用付帯のカードもありますので、これもきちんと確認しておくようにしましょう。

ショッピング保険は、クレジットカードで買い物をした商品が破損した場合や盗難された場合に、その金額を補償してくれるものです。これは、現金で購入した場合には絶対にない保証です。そのため、明らかに現金で決済した場合に比べて安心をプラスすることができます。特に、法人でショッピング利用をする機会は多く、その額も私的な利用に比べると高額です。そのため、その保険を生かす機会は結構多いです。

また、盗難や不正利用に対しての保険ももちろんついています。これは、カードを紛失してしまって不正利用されたときにその金額を補償してもらえるものです。クレジットカードは便利である分、盗難や不正利用に弱いです。そして、法人カードは限度額も高く設定されていることから、万が一そのような事態になれば被害も甚大です。その点、これを保険でカバーすることができるため、その点を必要以上に心配する必要はなくなります。

もちろん、これらの補償を受けるためには手続きが必要となりますし、どういった条件で支払われるのかは個別の法人カードごとに異なります。また、その上限額もカードごとに異なる取り決めがなされています。そのため、法人カードを選ぶ際に保険を重視したいのであれば、できるだけ手厚い保護が受けられるものを選ぶのが得策です。これらの詳細な条件等については、各クレジットカード会社のホームページを見れば確認をすることができます。

■法人カードのゴールドについて

法人カードにもゴールドカードがあります。ゴールドカードは、審査や発効要件が一般カードに比べると厳しいため、それを所持していることは高いステータス性を持っていることになります。年会費も通常より高いので、それを負担するだけのステータス性があることも表しています。そのため、法人カードの中でも人気があります。もちろん。ゴールドカードはそのような高いステータス性を有していることだけが特徴ではありません。その他にも、一般のクレジットカードにはない利点が存在します。

まず、限度額が高いという特長があります。一般カードよりも高い限度額が設定されるため、利用する額による制限を受けないというメリットがあります。特に、法人カードの場合、法人の日常業務での支払いに使用しますが、その限度額が低いと役に立たないことがあります。その点、その上限が高いと、使おうと思った時に使うことができないといった事態が生じません。そのため、年間で決済量が多い法人で発行する場合は、ゴールドカードの方が良いです。

そして、付帯サービスも一般カードと異なり、充実しています。コンシェルジュサービスが利用することができたり、空港のラウンジを利用したり、航空券の予約や割引価格で飲食店を利用したりすることができます。サービスによっては、一般カードでも利用することができる物ですが、それよりも使える幅や割引率が上がるのがゴールドカードの違いです。そのため、こういったサービスを利用するつもりであるなら、やはり一般カードを選ぶよりもこちらを選んだほうがお得です。

その他、保険の上限額が一般カードよりも高くなっています。一般カードも海外旅行保険や国内旅行保険、ショッピング保険がついていることが多いですが、ゴールドになるとその額が大きくなります。どれくらい違うのかは、各クレジットカード会社の発行する法人カードごとに異なりますが、倍以上の開きがあることもあります。保険は万が一の事態が起きなければ使う機械はありませんが、何もない時でも備えがあった方が心理的に楽になりますし、実際に何かあったときに充実した補償を受けることができる点は、大きなメリットです。

以上のように、ゴールドの法人カードは、一般カード以上にサービスが充実していて、所有することで高いステータス性を示せるというメリットがあります。その分年会費は高くなりますが、それ相応のサービスが受けられるので決してデメリットとは言えません。